SRXはカッコいいです。
さすがGKインダストリアルデザイン。

一つひとつのパーツに統一感があり、デザインにうるさい大人にも十分に応えられるものです。
飽きないですね。
あのようなデザインのバイクは、もう出てこないような気がします。
私が乗っていたSRXは前期型で、キックスタートでした。
このキックが結構な曲者で、旅先でエンジンがかからないこともありました。
近くのバイク屋さんまで押して持って行ったこともあります。
バイク屋さんがキックするとエンジンはかかるんです……。
(シリンダーに溜まっていたガスが抜けてきたことでかかり易くなっていたのかもしれません。)
このバイク、癖の塊のようなバイクでした。
思うように曲がってくれなかったです。
「ハンドリングのヤマハ」と言いますが、モデルによって味付けの違いがはっきりしているような気がします。
シート高は760mmで、オンロードバイクの中では低い方です。
それでいて、重心が高い。
(オイルを溜めているタンクがキャブレーターの下の方にあるドライサンプ方式の影響が大きいのかもしれません。)
これがコーナリングに相当影響していたように思えます。
自分の身体をコーナーのイン側にダイブさせようとしても、バイクが一緒に反応してくれないのです。
当時の私は、イン側のステップを踏み込んでバイクを倒していました。
ところが、SRXのフレームがヤワで、入力を吸収してしまうような感じでした。
私のライディングが合っていなかったのでしょう。
エンジンも、400ccのせいか非力に感じました。600ccもありましたが、私が乗っていたのは400の方です。
コーナーと次のコーナーの間がやけに遅く、走っていてもしらけてしまいました。
ヘタっていたリアショックも、コーナリングを難しくしていました。
リア下がりになってしまい、セルフステアが強くなりすぎていました。
クリッピングポイントを過ぎてからスロットルをひねると、必要以上に内側を向こうとしていたフロントが戻され、バイクが急に起き上がってきます。
これには参りました。
◼️セティングについて知りたい方はこちら
ビッグシングルは、生き物のような感じがして面白いです。
私は、こういう分かりやすくてシンプルなものが好きです。
でも、シングルはコーナリングが難しいような気がします。
4気筒のように、ある程度エンジンの重さがあった方が、少しの入力でバイクの方から倒れていくように思います。
シングルは安定感にも欠けますね。
どこか心許ない感じがします。
シングルを乗りこなしているライダーを見ると、尊敬します。
このSRX、ずっと放置プレイしていました。
放置プレイはよくないです。バイクがみるみる傷んでいきます。
だんだん、シートカバーの中を覗くのも億劫になってきます。
結局、廃車にしてしまいました。
SRXには申し訳ないことをしてしまいました。
セル付でモノサスペンションの後期型、
「SRX-4」にも乗ってみたかったです。

