構造や仕組みが簡単でわかれば直ぐ作業できるのにバイクの前に立つと何故かそれがわからなくなるということは意外とよくあります。
ここではその構造や仕組みを紹介したりちょっとしたヒントを解説していきます。

はじめての失敗はエンジンでした。
素人が整備すると逆に壊してしまうことがあります。
私もやってしまいました。
カムチェーンテンショナーを外して付け直しただけなのにチェーンのギヤ飛びを起こしてしまいバルブとピストンがぶつかってバルブのステムを曲げてしまいました。
センスタがないバイクだったのでサイドスタンドをかけた状態(傾いた状態)でテンショナーを弄ったのがよくなかったのかもしれません。
バイクは単気筒エンジンのヤマハのTT250R raidでした。
◼️ヤマハTT250R raidについてはこちら
エンジンを下ろして開けたのはこのバイクが初めてでした。
やっぱり整備はエンジンが一番面白いです。
普段バイクに乗っているとエンジンの中はどうなっているのかとても気になったものです。
エンジンを開けるときは興奮と緊張が入り混じってなんとも言えない気持ちになります。
わたしはバルブのすり合わせとピストンリングの交換しかやったことがありませんがそれでも結構勉強になり面白かったです。
整備をすると自分の不甲斐なさが分かります。
ねじを締め忘れたり
順番を間違えて組み付けられなかったり
部品を上下左右を間違えて組もうとしたりします。
部品はよく無くしました。見つけるのに時間がかかることが多かったです。
私が整備の難しさを感じたのはベスパの全ばらでした。
バラしたのはLX150とET4-50です。

キャブレターのET4はまだよかったのですが
インジェクターのLXは部品がものすごく増えていてボディの中はチャコールキャニスターやオーバーロールバルブなと色々なものでいっぱいでした。
一旦バラしてしまうとどこに何がどのように付いていたのか分からなくなってしまいました。
分解時に写真を撮っていたのですがそれでも分からないことが多かったです。
当時の私は、手に持っているモノがなんなのか分からないまま取り付けていましたね。
他で思い出すのはホイールのスポークの組み付けです。
芯だしをするのにどのようにスポークのネジを締めた緩めたりすればいいのか分かなくなってしまいます。
めちゃくちゃ時間がかかりました。
あとタイヤの組み付けは難しいですね。
私は、なかなか組み付けることができずよく汗びっしょりになっていました。
「もしかしたらできないかもしれない。」という思いが何度も頭をよぎったものです。
組み付けが終わってテスト走行から帰ってきたら家の前でパンクしたときもありました。
整備をすると思わぬことも起きます。
マンション住まいだった私はレンタル倉庫の前で整備をしていたこともありました。
倉庫での整備は禁止されているはずで後ろめたかった私は夜中に10km先の倉庫に行って整備していました。
ベスパのオイル交換のついでにブレーキキャリパーの掃除をしたのですがピストンの揉み出しをしたのがよくなかったのかブレーキフルードが漏れてしまい帰れなくなってしまいました。
仕方がないのでキャリパーを組み直して新しくフルードを入れ直すことにしました。
作業が終わったのが朝の6時ごろだったと思います。
帰りの途中、信号待ちで私の周りだけ何故かモヤがかかっていました!?
ブレーキフルードの漏れは収まらず蒸発していたのです。
これにはさすがに参りました。
少し慣れてきて、作業も早くなってきた頃。
ジャッキを外したのに、サイドスタンドを出すのを忘れて
そのままバイクを倒してしまったこともあります。
「自分のバカさ」を確かめるのに整備は最高です!
整備は思いのほか、時間がかかります。
これだけ時間を使ったのにこれしかできていない…
と思うことは本当に多いです。
でも作業を振り返ってみると確かにいろいろなことをしていたことがわかります。
WebやYouTubeなどを見ると
「こうすればできるはず」
とつい思ってしまいます。
でもそうならないことが多い…
ベテランが作業しているのを見ると簡単そうにやっているようにみえます。
「オイル交換やプラグの交換は初心者でもすぐできる。」と謳っている情報もありますがドレンボルトやプラグのネジ部の扱いは管理が難しい部類に入りますし作業には相応の知識が必要になります。
ヤフオクなどの程度の悪い不動車を動く状態にするのは結構たいへんです。
「バイクを直すことがとにかく好きな人」以外
修理はしない方がいいと思います。
晴れて気持ちのいいバイク日和に修理をするのは結構きついです。
バイクに乗りたくなりますから…
そんな日はママチャリを走らせながらないはずのアクセルを捻って自分の口からエンジン音をだしてやるせない気持ちを誤魔化していました…





